なんとなくハミガキしているだけ、という人は、気付かぬうちにお口の健康度がどんどん下がっている可能性があります。何気なく選んでいた歯ブラシやケア方法などの基本から、正しい知識をチェックしましょう。Q ハブラシの選び方って、基準はあるの？
A 硬さは「ふつう」、コンパクトヘッドがおすすめで 毛の硬さは｢かため｣｢ふつう｣｢やわらかめ｣とありますが、基本は｢ふつう｣を選びましょう。磨き方が強い人が｢かため」を選ぶと歯ぐきを傷つける場合もあるので注意。｢やわらかめ｣は歯ぐきが弱っているときや知覚過敏などが気になるときに。小回りがきき、歯と歯ぐきの間も丁寧に磨けるコンパクトヘッドがおすすめ。ハブラシは、1カ月に1回は交換し、いろいろ試して自分に合うものを探しましょう。
Q ハミガキ剤の種類は、家族みんな一緒でいいの？
A ハミガキ剤は「１人に１個」の時代です 家族で同じハミガキ剤を使っている人も多いようですが、人それぞれ口の中のお悩みも違うので、自分に必要なものを選んだ方が効果的。右記のほかにも、美白をめざすタイプや知覚過敏から守るタイプもあるので、目的やお口のコンディションに合わせて使い分けましょう。むし歯になりやすい人 歯の再石灰化を促すフッ素配合のものがおすすめ
歯周病が気になる世代 殺菌成分や抗炎症成分配合のものがおすすめ
Q フロスや歯間ブラシって、必要？ 子どもも使うべき？
A フロスや歯間ブラシはぜひ習慣にしたいケア 歯周病・むし歯の原因となる歯間の汚れやバイオフィルムは、ハミガキだけでは6割ほどしか落とせません。しかし、フロスや歯間ブラシを使えば約9割の除去が可能。毎日、夜､歯間を掃除することは歯を失わないために大切なケア。フロスは｢ワックスあり｣タイプが歯間に入りやすく初心者にもおすすめ。歯間ブラシは歯ぐきが下がる40代以降向きです。子どもにも必要なケアなので、2～3歳から始めましょう。