「こまめにいろいろ」がコツ 食事への上手なとり入れ方
■さまざまは発酵食品を組み合わせて食べる 健康への働きは発酵食品ごとに異なるため、偏りなくいろいろな種類をとり入れるようにしましょう。また、複数の発酵食品を組み合わせて食べることで、微生物の働きが高まるともいわれています。■1日1食は和食や、和風テイストに! 料理の味付けに欠かせない「みそ」や「しょうゆ」、「みりん」、そして「納豆」など、日本ならではの発酵食品は数多くあります。つまり、和食をとり入れることで、発酵食品を自然にとり入れやすくなるということです。
サラダにかつおぶしをかけるだけでも和風テイストに。
寒い冬の朝には、体をあたため目覚めさせてくれる一杯のおみそ汁もおすすめです。おみそ汁の具材をあらかじめカットして冷凍しておけば準備も簡単!
発酵パワーを生かすには……?
みそに含まれる乳酸菌も熱に弱いため、みその風味を生かすためには火を止めてから入れましょう。納豆を作る納豆菌は熱に強いといわれます。しかし、納豆に含まれる納豆キナーゼなどの酵素は高熱に弱いため、火は通さずに食べるのがおすすめ!
炒め物などにもよく使われるキムチに含まれる乳酸菌は、熱に弱いものが多くあります。発酵パワーを生かすにはそのまま食べることがおすすめ。加熱時間を短くしたり、調理後に加えたりする工夫も◎。
発酵食品を使った簡単レシピ
甘酒のみそ鍋
材料(2人分)
鶏もも肉…………………250g
米麹の甘酒(下味用)…50ml
白菜………………………1/8カット
しめじ……………………1袋
長ねぎ……………………1/2本
米麹の甘酒………………50ml
みそ(だし入り)………50g
長ねぎ……………………少々
(a)
水…………………………400ml
料理酒……………………100ml
こしょう…………………少々
作り方
① ポリ袋に鶏もも肉、甘酒(下味用)を入れてもみ込む。
② 白菜は適当な大きさにざく切り、しめじは石づきを落として手でほぐす。長ねぎは3cm幅の斜め切りにする。
③ ボウルに甘酒(米麹)、みそ(半量)を入れて混ぜ合わせる。
④ 鍋に①、③、(a)を入れて中火で煮込む。
⑤ 鶏もも肉にある程度火が通ったら②を入れて一煮立ちさせる。
⑥ 残りのみそ、こしょうで味を整えたら完成。
トルコで定番!ヨーグルトソース
材料
ヨーグルト(無糖)……………………100g
おろしにんにく(チューブでもOK)…小さじ1/2
レモン汁…………………………………1/8カット分
塩・こしょう……………………………少々
作り方
① ヨーグルトを水切りする。
② ①におろしにんにくを入れて混ぜ合わせる。
③ レモン汁、塩・こしょうで味を整えて完成。
ギリシャヨーグルトを使うと水切りする手間が省けてラク! 水切りの具合でソースのかたさが変わります。ドレッシングやソースにする場合はゆるめに、パンやクラッカー、野菜などでディップする場合はかためがおすすめです。