気付いたときには視界不良? 目の健康に5つのルーティン 中編

視界キープに心掛けたい「ルーティン5」

目の健康のためにいつもやっていることはありますか。
毎日、当たり前に歯磨きをするように、目も毎日のケアが大切です。
たとえば、目が疲れているときには、目の血流が悪くなっている証拠。
そのため、その疲れを翌日に残さないようにすることがポイントです。
また、体の健康と同じように、定期的な検査も大切。
まずは、次のルーティンを日ごろの生活にとり入れることから始めてみましょう!

ルーティン1 環境を整える パソコンやスマートフォン、テレビ、ゲームなどを長時間見続けることは目を酷使することになります。読書をするときも同様です。こうしたシーンで目を使う際は、次のように目のことも考えた環境を整えることが大切です。

■目との距離を適正に保つ(下記の距離はあくまでも目安です)
●パソコンの画面……約40cm以上 ●テレビ……52V型で約2m以上
●スマホ、本……30cm以上

■視線が下になるようにパソコンの画面の位置を調整する

■ピントが合うようにめがねやコンタクトレンズを調整する

■スマートフォンは「ナイトモード」に設定し、寝る前にブルーライトを浴びないように注意する

■うつぶせの状態でモノを見ることを控える


ルーティン2 鍛える 体の健康を考えて運動するように、目もトレーニングが大切。目にも「毛様体筋」という筋肉があり、この筋肉が縮んだり緩んだりして目はピントを合わせているからです。つまり、毛様体筋が衰えると、ピントも合わせづらくなるというわけです。また、パソコンやスマートフォンなどの画面を見て疲れたときには、目のストレッチも実践しましょう。


生活習慣病は目にも悪影響!? 糖尿病や高血圧などの生活習慣病を長く患っていると、視力が低下したり、モノがゆがんで見えたりといった目の病気も引き起こすようです。糖尿病は「糖尿病網膜症」、高血圧は「網膜静脈閉塞症」という病気にも注意しなければなりません。目の健康のためにも、生活習慣病の予防は大切なのです。