気晴らし上手になろう! ストレスOFFのルーティン化生活 前編

休日のお出掛けが減ったり、リモートワークで平日さえも家にいることが増えたり……。
行動範囲が狭くなり、人と会う機会も減ると、ストレスもたまりがちです。
ストレスをなるべく抱え込まないために、生活にリズムをつける工夫をしましょう。

体の病も引き起こす強いストレス

 「ストレッサー」という言葉があります。これは、暑い、寒い、痛い、悲しい、悔しい、寂しいなど、私たちの体に与えるさまざまな刺激のこと。つまり、ストレスの元になるモノやコトのことです。こういったストレッサーによって、強いストレスを長く受け続けると、体のさまざまな働きを調整する自律神経が乱れ始めます。そして、上記のようなストレスサインがあらわれ、最終的にうつ病や自律神経失調症、胃腸炎や高血圧、心臓病などといった病まで引き起こすこともあるといわれています。
 これから気温が下がっていく季節は、なんとなく憂鬱。そのうえ、新型コロナウイルス感染症の影響で、不安や恐怖を感じて行動的ではなくなった人も多いでしょう。しかし、そのままではストレスはたまる一方。だからこそ、毎日の生活をルーティン化して、気晴らし上手になり、ストレスをためないことが大切です。 どんなことにストレスを強く感じているのか整理しよう □ 人間関係がうまくいかない
□ 仕事が忙しい
□ 通勤が辛い
□ 家事の負担が大きい
□ 将来が不安
□ 感染症への恐怖が大きい

体が発するSOS「ストレスサイン」に気付こう

ストレスは、知らず知らずのうちに大きくなっていきます。そんなとき、自分自身で気付くよりも先に、体が下記のような不調を発している場合もあります。それがストレスサイン。もちろん、ストレスが原因ではないケースも多くありますが、「なんとなくいつもと違うな」と思ったら、体と心を休めてあげるように心掛けましょう。

■ すぐにイライラしたり怒りっぽくなったりする
■ なぜかドキドキする
■ 気分の落ち込みが激しくなる
■ 夜中に目が覚めたり、朝早く目が覚めたりする
■ 寝つきが悪くなる
■ 食欲がなくなる
■ 胃腸の調子が悪くなる
■ 頭痛や肩こり、腰痛などが起きる
■ めまいや耳鳴りがする