夏の疲れ、体の不調に……

漢字ばかりが並んでいて難しそうなイメージがある漢方薬。しかし、「なんとなくだるい」「なんとなく手足の冷えがずっと気になっている」など、病気になっていなくても健康とは言い切れない「未病」の状態のときにとり入れてみることもおすすめです。


主にどんな生薬が入っている?
人参(ニンジン)
日常的に料理などで使われる人参とは別の種類で、オタネニンジンを指す。


生姜(ショウキョウ)
独特の香りや辛みが特徴で、根茎を利用。体を温める食材の代表格。


黄耆(オウギ)
マメ科の植物の根を乾燥させたもの。栄養ドリンクにも使われる。


当帰(トウキ)
セリ科の多年草で、セロリのような香り。冷え対策にも使われる。

これがおすすめ 補中益気湯エキス錠クラシエ 体の真ん中にある胃腸のパワーを補い(補中)、生命のエネルギーとなる気を増やす(益気)漢方薬です。
少し動くと疲れる方、食欲がわかない方向け。胃腸の消化・吸収機能を整えて活動エネルギーの「気」を補い、疲れやすい・食欲不振の症状を改善。


これがおすすめ NID 六君子湯 エキス顆粒 胃腸が弱く、食欲がなく、貧血性で日常手足が冷える方の「胃炎」などに。


これがおすすめ 「クラシエ」漢方五苓散料エキス顆粒 体の中の水分のめぐりを良くして余分な水を出し、暑気あたり症状を改善。

テイラック 頭痛やだるさ、めまい、むくみなど、低気圧などによる複数の不調に。

漢方を利用する際のポイントと注意点

漢方薬には即効性を期待できるものと長期的に体質を改善していくものとがあります。後者の場合は、約3カ月は飲み続ける必要があるといわれています。また、自然の材料を使っているからといって副作用がまったくないわけではありません。体調が長く改善されないときには、医療機関を受診することも必要です。
監修: 株式会社トモズ 薬剤部