コラム編 目の健康

目にやさしい栄養素をしっかりとり入れ視界良好な毎日を!
今回の管理栄養士


矢向店
石田 瑠理

管理栄養士配属店舗では、毎月、旬の食材を使ったレシピを店頭で配布しています。詳しくは各店舗のスタッフまでお問い合わせください。

ストレスも目の不調に

 目が乾く、疲れやすい、ピントを合わせにくい……などの目の悩み。これら不調の原因に共通していえるのが、涙が減少していることです。
 では、なぜ涙が減少するのでしょうか。その理由としてまず挙げられるのが、スマートフォンやパソコンなどの画面を凝視して、まばたきが減ってしまうこと。次に、加齢とともに目の水分量が減ることです。さらに、疲労やストレスを抱えているときにも涙は減少するといわれています。
 そのため日常生活のなかで目を使い過ぎたと思ったら、目はもちろん、体自体も意識的に休憩させ、上手に対処することが大切です。おすすめの目の休憩方法は、目の上に温めたタオルをのせること。目を温めることで、涙の油分が分泌しやすくなるようです。

食事で目をサポート

 日ごろの食事からも目をサポートすることは大切です。
 目の健康におすすめの食材として有名なのがブルーベリー。ブルーベリーに含まれるアントシアニンには、目の代謝を促進し、疲労回復を助けてくれる効果を期待できます。プルーンや黒豆にもアントシアニンが多く含まれています。
 また、緑黄色野菜や卵などに含まれているルテイン、エビ・カニ・鮭などに含まれているアスタキサンチンも目の健康に効果的です。ともに抗酸化作用が高く、目の老化予防に活躍してくれそうです。
 そのほかにも、視神経の働きを助けるビタミンB群やDHA・EPAなども組み合わせて、積極的に摂取しましょう。
 ちなみに、これらの栄養素はたくさんの量を継続して摂取するのはなかなか難しいものです。そこで、サプリメントの活用もおすすめです。ただし、サプリメントは飲んですぐに実感できるとは限りません。3カ月程の継続をおすすめします。
 栄養が偏ると、体調だけでなく目にもさまざまな悪影響を及ぼします。日ごろから1日3食バランスの良い食事をとるように心掛けましょう。