脂肪になりにくい上手な間食のとり方

間食のメリット

 スナックやケーキなど、とり過ぎは良くないと分かっていても、ついつい手が伸びてしまいます。しかし、いわゆる〝間食〟をとることは、決して悪いことではありません。
 なぜなら、一度に多くのカロリーを摂取すると、消費しきれなかったカロリーが脂肪になってしまいます。また、空腹時間が長過ぎて次の食事でドカ食いすると、血糖値の上昇を促す危険性もあるのです。
 そのため、食事と食事の間にとる間食は、これらの問題をクリアにする役割も持っているのです。
 これらを踏まえると、朝食はしっかり、昼食は少なめ、間食は昼食の3時間後くらい、そして夕食の食べ過ぎを予防するといった食事バランスが理想となります。

約200kcalの間食

目安は200kcal

 次に、気をつけたいのが間食の量です。そもそも1日に必要なカロリーは、成人男性で2200~2600kcal、成人女性で1800~2000kcal。間食をとる場合は、1日の摂取カロリーの1/10程度、約200kcalを目安にすると良いでしょう。具体的な食品は、下記を参考にしてみてください。
 また、間食には食物繊維がたっぷり入ったかみ応えのあるドライフルーツもおすすめ。ゆっくりかめば、腹もちも良くなります。さらに、お菓子に含まれる砂糖よりも果物に含まれる果糖の方が、血糖値を急激に上げることもありません。
 脂肪になりにくい適度な間食を楽しんで、バランスの良い食生活を実現しましょう。
今回のアドバイザー


管理栄養士 大泉学園店 柳田 実恵

間食はストレス発散にもつながります。我慢し過ぎず、適度な量をとりましょう。