丈夫な骨作りのポイントはカルシウムと適度な運動

骨が弱くなる原因

 骨は私たちの体を支えるという大切な役割を果たしています。その骨が弱くなると骨折しやすくなり、骨折した部位によっては、歩行障害や寝たきりになってしまうこともあるため、骨を丈夫に保つことはとても重要です。
 では、骨が弱くなるとはどういうことなのでしょうか。骨にはカルシウムやコラーゲンが含まれています。骨が弱くなるとは、これらが加齢やカルシウム不足、運動不足などによって減り、骨の強度が下がることをいいます。とくに女性は、閉経後に女性ホルモンのバランスが崩れ、骨からカルシウムが溶け出しやすくなります。すると、骨のカルシウムも減ってしまうため、注意が必要です。

効率的にカルシウムUP

 では、骨を強くするためにはどうすればよいのでしょうか。まずは、カルシウムをしっかりとること。成人の1日のカルシウム推奨量は、600~800mg。牛乳ならコップ3~4杯分です。牛乳のほかに、カルシウムを効率的にとれる食材が、ヨーグルトやチーズ、緑黄色野菜、大豆製品などです。ちなみに、クエン酸が含まれた酢や梅干し、レモンなどとカルシウムを一緒にとると、吸収率がアップします。
 次に適度な運動を心掛けましょう。骨に適度な負荷をかけることで、カルシウムが骨に定着しやすくなります。さらに、外へのお出掛けも大切。日光に当たることで、カルシウムの吸収を促すビタミンDが体内で作られるからです。
 日ごろから、丈夫な骨作りをめざし、いつまでも活発に動ける体をキープしましょう。

カルシウムを効率的にとれる食材
クエン酸が含まれた酢や梅干し、レモンなどとカルシウムを一緒にとると、吸収率がアップ!

今回のアドバイザー


管理栄養士 麻布十番店 川田 健太

元気な骨作りには、カルシウムだけでなく、マグネシウムやコラーゲンなども必須です。

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