今回の管理栄養士
ラスカ茅ヶ崎店 田中 優里奈
健康と美容は、やはり体の中からのケアが大切。さらなるダメージを受ける低温&乾燥の季節を乗り切るためにも、元気で美しい体作りをしておきましょう。
管理栄養士配属店舗では、毎月、旬の食材を使ったレシピを店頭で配布しています。くわしくは各店舗のスタッフまでお問い合わせください。
ダメージの原因となる紫外線
夏の間しっかりUVケアをしていたつもりでも、肌や髪には紫外線によるダメージが意外と蓄積されているものです。でも、秋冬が始まる前にきちんと回復へのステップを踏めば大丈夫。その後の肌や髪の状態にきっと差が出てくるはずです。では、まずダメージを引き起こす原因となる紫外線についておさらいしておきましょう。紫外線には2種類あります。ひとつは肌の奥にまで到達し、肌の弾力を弱めシワを起こしやすくするUVA。メラニンを作ったり酸化させて黒くしたりもします。もうひとつは肌表面にダメージを与えて炎症を引き起こすUVB。肌を黒くしたり肌荒れを起こしやすくしたりします。
紫外線によるダメージは、肌だけでなく、髪が生えている頭皮にもダメージを与えます。頭皮がダメージを受けると、抜け毛や薄毛、白髪なども招きかねません。だからこそ、UVケアはとても大切なのです
ビタミンの「エース」が救世主
夏のダメージからいち早く回復するには、栄養面からのアプローチが大切です。積極的に摂取したい栄養素は、ずばりビタミンの「エース」といわれるビタミンA・C・E(エース)の3種類です。ビタミンAには肌を丈夫にして潤いを保つ効果、ビタミンCにはメラニン色素抑制効果、ビタミンEには老廃物の排出を高める効果があります。しかもこの3ビタミンは、一緒にとることで酸化に抗う力もアップするといわれています。美容と健康を保つために、このビタミンエースは必須の栄養素といえるでしょう。そのほか、肌の炎症を防いで正常に保ち、細胞の再生を促してくれるビタミンB2、肌や髪を作るアミノ酸(たんぱく質)などをしっかりとることも大切です。
一方で、生活面を見直すこともダメージ回復には重要です。新陳代謝に欠かせないのはきれいな血液。その血液は、心身の活動が低下した睡眠時に肝臓できれいに生まれ変わっています。体のリズムのことも考えると、できれば夜0時までには眠りにつくことがおすすめです。
また、ストレスや喫煙、コーヒーなどカフェインを含む飲料は、ビタミンB2やCを消費させてしまいます。せっかく摂取した栄養素を無駄に消費させないためにも、こういった嗜好品のとり過ぎには注意しましょう。
知っておきたいお料理のいろは
お米の正しいとぎ方 作り方①お米がつかる程度に水を入れて軽くすすぐ。
<ポイント> 最初は、お米の表面についた汚れなどと一緒に水が吸収されるため、すぐにすすぎましょう。
②再び水を入れて、10~20回軽くかき混ぜるように洗う
③濁った水を捨てて、②を2~3回繰り返す。
<ポイント> 白く濁るのはでんぷんが溶け出しているから。洗い過ぎると、うまみや栄養素が流れてしまいます。