お砂糖は大切なエネルギー源 目的別に上手に使い分けよう

お砂糖の働き

 紅茶やコーヒー、お菓子作りにはもちろん、お料理にも必須のお砂糖。しかし、「甘い物のとり過ぎは体にあまり良くない」となんとなく気にしている人も多いのではないでしょうか。しかも、お砂糖にはいろいろな種類があります。そこで今回は、お砂糖の役割と種類について把握しましょう。
 まず、お砂糖は体にどんな働きをするのでしょうか。
 良い働きとして挙げられるのが、お砂糖が分解してできるブドウ糖が速やかに体のエネルギー源になること。とくに多くのエネルギーを消費する脳のエネルギー源となるのはブドウ糖だけ。とても大切な働きをしています。また、疲れたときの栄養補給やストレスの緩和にも活躍してくれます。
 逆に、体にとってあまり良くない影響として挙げられるのが、過剰に摂取することで肥満の原因になることです。

種類と特徴

 次にお砂糖にはどんな種類があるのでしょうか。最も一般的なものが上白糖。しっとりした風味が特徴です。コーヒーや紅茶などによく使われるのがサラサラしたグラニュー糖。強い甘さとコクが出るのが三温糖。濃厚な甘さと強い風味があり、そのまま食べることもできるのが黒砂糖です。ちなみに、黒砂糖にはミネラルも含まれています。
 お砂糖をお料理などに利用する際は、下記を参考にうまく使い分けましょう。

主なお砂糖の種類とおすすめ用途 (カロリーは100g中)
上白糖(384Kcal)お料理やお菓子作り、飲み物など、なんにでも合う
グラニュー糖(387Kcal)くせがないため、コーヒーや紅茶、お菓子など香りを楽しみたいものにおすすめ
三温糖(382Kcal)煮物や佃煮におすすめ
氷砂糖(387Kcal)溶けるのに時間がかかるため、果実酒に最適。キャンディーとしてそのまま食べてもOK
角砂糖(387Kcal)コーヒーや紅茶に合う。1個の量が決まっているためお料理にも便利
粉砂糖(386Kcal)フルーツにかけたり、ケーキやクッキーのデコレーションにおすすめ
黒砂糖(354 Kcal)そのまま食べたり、かりんとうや駄菓子作りに利用される
和三盆(383Kcal)口溶けが良く、高級和菓子の原料として利用される

一言アドバイス
お砂糖のとり過ぎはNGですが、体に必要なもの。種類と特徴を把握して、上手にお砂糖をとりましょう。