乗り物酔いの予防方法

今回の管理薬剤師

幡ヶ谷店 管理薬剤師 長谷川 紘美

乗り物酔いする原因

乗り物の振動や加速、体の傾きなどが三半規管を刺激することにより起こります。そのほか、ニオイの不快感やストレスなど精神的な要因でも乗り物酔いするといわれています。また、乗り物酔いの大半は病気ではなく、経験不足、つまり乗り物の振動や加速に慣れていないことが原因です。

予防方法

乗り物に乗る前には睡眠を十分にとる、空腹にしない、食べ過ぎない、乗り物のなかでゲームや読書をしない、ゆったりとした服装を着て姿勢を楽にする、といったことで予防できます。また、日ごろからでんぐり返しをしたりブランコに乗ったり、水泳をしたりして平衡感覚を養うこともおすすめです。

酔い止め薬の服用方法

酔ってから服用しても症状を改善できますが、乗り物に乗る30分ほど前に服用することが効果的です。市販の子ども用の薬は、服用できる年齢が異なっていることが多くあるため、しっかり確認してから服用させましょう。