乳酸菌の種類と上手なとり入れ方

種類は200以上

 乳酸菌という言葉はよく耳にしますが、実はその種類は200以上もあります。乳酸菌は、オリゴ糖やブドウ糖などの糖類を発酵させ、乳酸や酢酸を作り出す微生物の総称なのです。
 主なものを挙げると、バターやチーズ、ヨーグルトなどに含まれるクレモリス菌や乳連鎖球菌、味噌やしょうゆに含まれるハロフィルス菌、乳酸菌飲料などに含まれるブルガリア菌やビフィズス菌、ぬか漬けに含まれるプランタルム菌などです。

乳酸菌が多く含まれる食品
自分に合った乳酸菌の選び方
5~7日、毎日食べて体の様子をみてみましょう。


腸内での働き

 そして、乳酸菌は私たちの体にたくさんの良い影響を与えることが大きな特徴。たとえば、乳酸菌が腸の中に増えることで、腸の働きが活発になり、消化吸収を促進してくれます。また、乳酸菌の増加は腸内環境を改善するため、老廃物が減り、新陳代謝が上がったり、脂肪が燃焼しやすくなったりします。
 しかし、空腹時や満腹時は、胃酸によって多くの乳酸菌が死んでしまうことが難点。そこで、乳酸菌は毎日こまめに食べたり、食後少し時間を置いて食べたりすることが大切です。
 また、いろいろな種類の乳酸菌があるため、目的に合ったもの、あるいは自分の体と相性の良いものを見つけて食べることがポイント。乳酸菌が含まれる食品を把握して上手に活用しましょう。

目的別おすすめの乳酸菌 ■ お腹スッキリ
高生存ビフィズス菌BE80、L.カゼイシロタ株
■ ダイエット
ガセリ菌SP株
■ 美肌
ブルガリクス菌、サーモフィラス菌
■ 花粉
ラクトバチルスブルガリクス菌、
OLL1073R-1、ビフィズス菌BB536、
L-92乳酸菌


今回のアドバイザー


管理栄養士 ラスカ茅ヶ崎店 久保田 麻莉子

耐酸性のカプセルなどに包まれたサプリメントで乳酸菌をとることもおすすめです。