やせたいけど食べたい!おやつとダイエットのススメ 前編

ダイエットを成功させるために、甘いおやつは絶対NG……。
しかし、過度な我慢はストレスとなり、結果的に肥満の原因にもなってしまいます。
おやつとダイエットを上手に両立させる方法を提案します。
こんなダイエットをしていませんか? ダイエットは、体重を落としたり、見た目をすっきりさせたりできたからといって成功とはいい切れません。次に挙げるダイエットや考え方は、体に負担をかけ過ぎることになりかねません。
□1日2食、あるいは1食だけにする
□1食の量を極端に減らす
□お米やパンなどを一切食べない
□お肉を一切食べない
□りんごやバナナなど、ある食材を極端に多く食べる
□絶対に甘いものは食べない
□運動をしていない
□食事を減らしてサプリメントで栄養素をとっている
□お腹が空くまで食事をとらない
□睡眠不足
□ダイエットに一生懸命で日々の生活を楽しんでいない

太り過ぎ or やせ過ぎ 体に与える悪影響は? 人は太り過ぎていてもやせ過ぎていても、健康とはいえません。太り過ぎ、やせ過ぎの場合には、次のような病気を引き起こしかねません。

そこで、次の計算式を使って自分の適正体重を把握しておきましょう。

この計算式では、理想の体重よりも少し重く出てしまうかもしれません。しかし、適正体重よりも軽くなり過ぎないように注意しましょう。また、体重とあわせて体脂肪率をチェックすることも大切です。

おやつとストレスでどうして太るの?

 私たちはなぜ甘いものを食べると太るのでしょうか。
 そもそも人は、食事から摂取した脂肪分をエネルギーとして使います。しかし、糖分をとり過ぎることで、消費されるはずの脂肪分が余ってしまいます。すると、余った脂肪分が体脂肪として体に蓄積され、太るのです。
 とはいえ、おやつを一切我慢してダイエットをすると、今度はストレスがたまります。ストレスを感じると、脳がドーパミンという神経伝達物質を分泌します。ドーパミンが分泌され過ぎると、食欲が増加したり、満腹感を感じにくくなったりします。つまり、ストレスを感じると、逆にたくさん食べ過ぎる可能性があるのです。さらに、ストレスによって生活習慣が乱れ、肥満につながることがあるともいわれています。
 つまり、「適度な糖分をストレスなくとる」。これが、おやつとの上手なつき合い方なのです。