むし歯などの原因がないにもかかわらず、飲み物や食べ物によって歯がシミる知覚過敏。知覚過敏は誰にでも起こり得る歯のトラブルです。約３人に１人が歯がシミる症状を経験しています。定期的な歯科受診や毎日の歯磨きなどで知覚過敏をケアしましょう。
シミるのはどんなとき？
まずは、次の「簡単知覚過敏チェック」をしてみましょう。
次の要因によって痛みを感じますか
□冷たい・熱い食べ物や飲み物
□甘い・酸っぱい食べ物や飲み物
□冷たい空気を吸い込む
□歯磨き
□ある特定の歯にフロスを使用
チェックがついたら、もしかしたら知覚過敏かもしれません。
※チェック結果は、知覚過敏の診断ではありません。歯科医師の診断を受けましょう
過度な歯磨きに要注意
では、なぜ歯がシミるのでしょうか。その原因は、歯の内側にあるやわらかい象牙質が露出してしまうことです。象牙質には無数の象牙細管が中心に向かって伸びています。象牙質がむき出しになると、冷たい飲み物など外部の刺激が象牙細管を通って、歯の内側の神経に伝わり、鋭い痛みを感じるようになるのです。
毎日の予防方法
「知覚過敏かも……」と思うときには、歯科医師に症状を伝えて原因と ケア方法を相談しましょう。また、毎日できる次のような知覚過敏ケアも実践しましょう。
フッ素を口内に残す工夫
①フッ素入りの歯磨き剤をハブラシに適量つける
②じっくり3分以上磨く
③すすぎは少量の水で、1回程度にとどめる
■知覚過敏ケアに適した歯磨きを使う
■よりやわらかなハブラシを使う
■歯ぎしりをしていると思われる場合は、歯科医師に相談する
■毎日、歯磨きとフロスを使ってケアをする
■歯科医院で定期的に検診を受ける
■歯を頻繁に、また強く磨き過ぎない
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