食事と生活のポイントを紹介します。
今回の管理栄養士
新宿二丁目店
小野里
管理栄養士配属店舗では、毎月、旬の食材を使ったレシピを店頭で配布しています。詳しくは各店舗のスタッフまでお問い合わせください。
朝食と睡眠が重要
冬をイキイキと元気に過ごすために、まず心掛けたいことは朝食をしっかりとることです。1日のなかで体温が最も低く、体も冷えやすいのが朝。体温が上がると抵抗力アップにつながるといわれているため、朝の食事は風邪対策のカギになるのです。
そこで朝食には、温かい食事を用意しましょう。そして、毎日、朝食を抜かずにきちんと食べること。これらを習慣化するように心掛けましょう。
また、十分な睡眠も大切。しっかり休むことで、体の状態をコントロールする自律神経を整えることができるからです。夜はスマートフォンやテレビの光を避け、リラックスした状態で眠るようにしましょう。これだけで睡眠の質がかなり改善され、朝もスッキリと目覚められるようになるはずです。
風邪対策にはビタミン類
風邪を予防するためには、ビタミンA、B1、B2が欠かせません。ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保ち、ウイルスから体を守ってくれます。にんじんやほうれん草、かぼちゃなどに豊富に含まれていて、油で調理をすると吸収率がアップします。炒め物などにして食べるのがおすすめです。ビタミンB1は豚肉や玄米、豆類など、ビタミンB2はレバーなどに多く含まれています。ビタミンB1、B2は水溶性なので、煮物や蒸し物などにして煮汁ごと食べられる調理方法が適しています。
風邪をひいてしまったら、免疫細胞の機能を高めるとされているビタミンCやビタミンEを積極的にとりましょう。ビタミンCはパプリカ、ブロッコリー、じゃがいもなど、ビタミンEはかぼちゃやニラ、ナッツ類などに多く含まれています。
調理するときには、炭水化物もたんぱく質もすべて一緒に煮込むスープにすれば、簡単にさまざまな栄養素をとることができます。
風邪をひいてしまってたくさん食べられないときは、缶詰やフルーツゼリーなどで栄養補給することもおすすめ。水分補給も忘れず、ゆっくり休みましょう。