マスク着用時の気になるニオイ……日ごろからの歯周病対策が大切です

マスクの着用が必須の生活で、マスクの中のニオイが気になることはありませんか? そのニオイ、もしかしたら自分の口臭かもしれません。そして、その口臭は歯周病が原因の可能性もあります。早めに口の中のケアをし、大きなトラブルを回避しましょう。

呼吸で唾液が減少

 マスクを長時間着用していると、ストレスや口呼吸が増加します。その結果、口内の洗浄作用を持つ唾液が減少し、ニオイの元となる細菌が増え、マスク内のニオイが気になるのです。
 こういった場合、手軽にできる対策がガムをかむこと。ガムの香りによる効果だけでなく、かむことで唾液の分泌も促進されます。

歯周病が原因かも?

 しかし、口臭の原因はこれだけではありません。消化不良や糖尿病など体の中に原因がある場合もあります。とくに多いのが歯周病。歯周病になると、口内で増殖した悪玉菌(歯周病菌)が硫化ガスを発生させて強い口臭を起こします。
 口の中が汚れていたり歯周病にかかっていたりすると、ウイルス感染症にもかかりやすいという研究が報告されています。
 しかし、歯周病の初期症状は自分では気がつきにくいことも多いため、左記のチェックリストにひとつでも当てはまるものがあったら、より丁寧な歯周ケアを心掛けるとともに、ときには歯科医師への相談もおすすめします。
チェック結果は、歯周病の診断ではありません。歯科医師の診断を受けましょう

カンタン! 歯周病チェック □ 歯ぐきが赤く腫れている
□ 歯を磨くと歯ぐきから出血する
□ 冷たいものや熱いものがしみる
□ 起床時、口の中がネバネバする
□ 口臭が気になる
□ 歯ぐきを押すと血やうみが出る
□ 歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい
□ 歯ぐきがやせてきたような気がする
□ 歯を押すとグラグラする
□ 歯ぐきがムズムズしてかゆい
□ 歯ぐきが浮いたような感じがする


プロフェッショナルケアも大切

歯周病対策は、日々の「セルフケア」が大切ですが、自分でとり切れない汚れは歯科医師による定期的な「プロフェッショナルケア」も大切です。

セルフケア ・ハブラシや舌ブラシによるブラッシング
・歯間ブラシやフロスによるフロッシング
・洗口液によるマウスウォッシュ

プロフェッショナルケア ・歯石の除去
・歯の表面研磨


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