season:Autumn ぎんなん

今回のアドバイザー

管理栄養士 中目黒店 波田野 沙穂

美肌効果やむくみの解消に

 その香りと苦みから〝大人が楽しめる秋の味〞の代表格ともいえるぎんなん。
 ぎんなんは小さな粒の中に栄養がぎっしり詰まっています。主な栄養素であるビタミンB群やナイアシン、パントテン酸には疲労回復効果が、ビタミンEには血行促進効果が、ビタミンCにはメラニンの生成を抑え、肌を元気にする効果が期待できます。
 また、カリウムをはじめ、マグネシウムや鉄分などのミネラルも豊富に含まれています。とくに含有量の高いカリウムには、ナトリウムのバランスを整える効果があるので、むくみの解消にもひと役買ってくれそうです。
ぎんなんの特徴 ■主な栄養素 (可食部100gあたり)
エネルギー……166kcal
食物繊維………2.2g
ビタミンC……20mg
ビタミンE……1.6mg
カロテン………260ug
カリウム………580mg
マグネシウム…42mg
鉄分……………1.1mg

■カリウムの比較

食べ過ぎはキケン

 栄養の宝庫であるぎんなんですが、食べ過ぎには注意が必要です。ぎんなんに含まれるメチルピリドキシンという成分はビタミンB6の働きを妨げるため、食べ過ぎるとけいれんなどの中毒症状を引き起こしてしまいます。とくにアルコールと一緒にとると、解毒機能が低下して中毒を発症する可能性がぐんとアップします。ぎんなんをおつまみに一杯……はほどほどにした方が無難でしょう。
 ちなみに、ぎんなんはイチョウの葉が黄色に色付く頃になると木からポトポトと落ちてきます。それを集める「ぎんなん拾い」も楽しみのひとつですが、ぎんなんの果肉部分は素手で触るとかぶれる場合があります。必ず手袋を着用するようにしましょう。 選び方のポイント
殻が白い 表面がなめらかで艶がある 大きい 振っても音がしない 保存方法
紙袋や新聞などに包んで冷蔵庫に入れる。長く保存したい場合は、殻を割って中の実を塩茹でして、冷凍保存をする。