かゆくてジュクジュク、なんだか気持ち悪い水虫……。水虫は、男性に多いというイメージがありますが、老若男女誰にでも起こる症状です。しかも、かかとにできて、あまりかゆくない「かかと水虫」もあるのです。そこで今回は、かかと水虫の症状や治療方法についてご紹介します。
そもそも水虫とは、白癬菌というカビが足に感染して起こる皮膚の病気。指の間ややわらかい足裏などに発症します。しかし、足だけでなく、全身の皮膚や髪の毛、爪にも感染することがあるため、かかとに水虫ができてもまったく不思議ではないのです。
しかも、かかとにできる「かかと水虫」は、かゆくない場合が多く、単なるあかぎれや乾燥肌と勘違いしている人も少なくないのではないでしょうか。
その問題のかかと水虫。次のような症状があれば要注意です。
●かかとの角質層が厚くなって、硬く、粉が吹いているような状態になっている
●乾いた水泡状のぶつぶつした皮めくれができている
かかと水虫は、なかなか治りにくく、かゆみを感じないことも多いため、放置している人もいるかもしれません。けれど、ほかの部分に感染する可能性を考えると、きちんと治しておくことが大切です。
かかとや足裏に異変を感じたら、放置せず、薬などでしっかりケアしましょう。症状がひどい場合は、医療機関での診察をおすすめします。
水虫をきちんと治す4つのポイント
①清潔に保つ
足を石けんできれいに洗い、いつでも清潔を保ちましょう。
②しっかり乾燥させる
汗をかいたり、濡れたりした後は、タオルで拭いてしっかり乾燥させましょう。
③薬は広範囲に塗る
水虫菌は、症状があらわれている部分よりも広く潜んでいる場合があります。薬は広めに塗りましょう。
④根気強く治療を続ける
症状が治まったと思っても、水虫菌は死んでいない可能性があります。
症状が治まってもしばらくの間は治療を続けましょう。