コラム編 “美髪”

髪の毛も内面からの健康が大切。必要な栄養を食事にとり入れて美しい髪をめざしましょう!
今回の管理栄養士

元住吉西口店 村井 嵯京

髪に必要な栄養素

 健康的な髪をめざす人なら、シャンプー選びにこだわったりブラッシングの仕方に気を配ったり……といったケアはすでにしていることでしょう。さらにワンランク上の美しい髪を手に入れようと思ったら、カギになるのは食事です。
 髪の主成分はたんぱく質です。たんぱく質は体を作るうえでも重要な栄養素のため、まずは動物性、植物性を問わず良質なたんぱく質をとることを心掛けましょう。
 次に大切なのがミネラル。ミネラルのなかでも注目したい栄養素が亜鉛です。亜鉛は、たんぱく質を合成する際に必要で、さらに髪に栄養を届ける重要な役割も担っています。亜鉛は体内では作り出すことができないため、積極的に食事にとり入れる必要があります。亜鉛が多く含まれる食材には、魚介類、肉類、海藻、野菜、豆類などが挙げられます。とくに牡蠣は亜鉛が豊富に含まれているので、美髪のためにもチェックしておきたい食材です。主食のなかで亜鉛が多いのは乾麺のスパゲティです。牡蠣とスパゲティは相性もいいため、献立のレパートリーにとり入れてみましょう。
 さらに、ビタミン類も髪のために欠かせない栄養素です。とくに細胞を活性化させたり代謝を促したりする効果があるビタミンC、毛細血管を拡張して血行を良くする働きがあるビタミンEは髪のためにもぜひ押さえておきたい栄養素です。

腸内環境が髪にも影響

 美髪のためには腸内環境を整え、体内から老廃物を適切に排出することも大切です。
 便秘になると乾燥肌になったりニキビや吹き出物ができたりするのと同様、髪もパサついて不健康な状態になってしまいます。
 腸内環境を整えるためには、乳酸菌と食物繊維をしっかりとることがおすすめ。食物繊維が乳酸菌のエサとなるため、どちらか一方をとるより乳酸菌と食物繊維を同時にとることで相乗効果が期待できるのです。

知っておきたいお料理のいろは

『にんじんの飾り切り〈ねじり梅〉』 作り方
①約1~3cmなどお好みの厚さで輪切りにする
②花型で型抜きをする
③花びらと花びらの間、花の中心まで切り込みを入れる
④包丁の刃を寝かせて、花びらの表面をななめにそいでいく
⑤5カ所、同じように切って出来上がり


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