テーマ 虫刺され

トモズの薬剤師が健康のためのアドバイスをお届けします

今回の管理薬剤師

大山店 池田礼子


原因となる虫と主な症状

虫刺されの原因となる虫は、蚊や毛虫、ノミ、ダニなどが代表例。それぞれの症状は次の通りです。
●蚊………すぐに腫れてかゆみが出て、場合によっては赤みとかゆみが数日残る
●毛虫……まず、痛みと刺激を感じ、赤みと腫れ、かゆみが出る
●ノミ……刺されてから1~2日後に赤い発疹が広がる
●ダニ……赤みのある発疹と痛がゆさが生じる


市販薬の種類

軟膏や液、クリーム、ゲルなどが一般的なタイプです。野外での虫刺されが気になるこれからの季節は、手軽な液タイプがおすすめです。ちなみに、強くかきすぎると傷口が悪化し、“とびひ”になることもあります。かゆみがひどいときは、かき壊さないようにばんそうこうなどで保護することも大切です。

薬を使うときの注意点

目の近くや傷口には塗らないこと、ステロイドを含むものは顔の広範囲に使用しないことが主な注意点です。また、虫刺されの症状が全身に広がったり、発熱や息苦しさを伴ったりする場合は、すぐに病院で診察を受けましょう。

おくすりのあれこれ豆知識 『お薬手帳』
お薬手帳は、病院や薬局で出されたお薬を一冊にまとめて管理できる手帳。薬剤師が見て、薬を安全に服用してもらう目的があります。その目的を理解してもらうため、2016年4月からお薬手帳にかかわる医療費が改正されました。それは、「お薬手帳を持っていないと患者さんの負担額が増えることがある」というもの。これからはお薬手帳も大切に保管・持参しましょう。